小児歯科では、お子様への虫歯治療・予防のほか、矯正治療などを行います。
お子様の歯（乳歯）は大人の歯（永久歯）よりも軟らかく、厚みもないので、虫歯になりやすいとされています。
乳歯はやがて永久歯に生え変わりますが、乳歯の虫歯は永久歯に様々な悪影響をおよぼす可能性がありますので、決して放置せずに適切な治療を受けさせてあげるようにしてください。

生まれて初めて治療を受けた歯医者の印象が、その子の一生を左右することがあります。
初めての歯医者で「痛い」「怖い」などという印象を強く受けてしまうと、成長しても歯医者に通えない子になってしまう場合がありますので、当院ではそうしたことがないように、できるだけお子様が歯医者に対して不安や恐怖を感じたりしないように、親しみを持って焦らずゆっくりと治療します。

乳歯は永久歯よりも軟らかく、厚みも薄くので、虫歯になりやすいとされています。
また、一度虫歯になると進行が早いという特徴もあります。
初期の虫歯は痛みなどの自覚症状が現れにくく、小さなお子様の場合、自分で症状を訴えることができないこともありますので、ママ・パパなどのご家族が注意してみてあげるようにしましょう。

歯の表面に高濃度のフッ素を塗り、歯質を強化して虫歯を予防します。
フッ素塗布は、お子様の病気予防に効果的ですので、年に3～4回程度、定期的に受けさせてあげることをおすすめします。

虫歯になりやすい奥歯の溝を、歯科用プラスチックで塞いで虫歯を予防します。
生えたての乳歯や永久歯などに効果的です。

小さなお子様の中には、一人できちんと歯が磨けない子もいます。
病気予防をはかるためには毎日の適切な歯磨きが欠かせませんので、優しく丁寧に正しい歯の磨き方を指導するほか、保護者の方に仕上げ磨きの方法をアドバイスするなどして、ご自宅でのケアの精度向上に努めます。

妊娠中でも、安定期に入る5～8ヶ月ごろであれば、基本的な歯科治療はほとんどすべて受けることができます。
妊娠中は女性ホルモンの急激な増加にともない、唾液が減少したり、つわりのためにブラッシングが行いにくくなったりして、口腔内の病気リスクが高まります。
お母様のお口の中の虫歯菌は、生まれてきた赤ちゃんに「母子伝播」する可能性がありますし、妊娠中の歯周病は早産・低体重児出産のリスクを高めますので、口腔内の健康状態を整えて、安全に出産を迎えるようにしましょう。

妊娠中の歯周病は早産・低体重児出産のリスクを高めますので、歯周病と診断された方や、「もしかして、歯周病かも」と不安な方などは、妊娠前から治療を受けるようにしましょう。
また、妊娠中は麻酔の使用に制限がありますので、親知らずの抜歯も検討されることをおすすめします。

生まれてきたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌はいません。
ママ・パパなどの保護者の方が口移しで食べ物を与えたり、同じ食器を使って食事を与えたりして、虫歯菌が感染すると言われています。
特に、ママから感染する「母子伝播」の割合が高いとされていますので、妊娠前・妊娠中からご自身の口腔内を清潔な状態にしておいて、生まれたばかりの赤ちゃんのお口を、虫歯から守ってあげるようにしましょう。
虫歯菌に感染する年齢が遅ければ遅いほど、その子の虫歯リスクを低減することができるとされています。

当院では小さなお子様連れのママにも快適に通院して頂くために、キッズスペースをご用意しています。
また、2016年11月1日には、当院の分院として「宝塚こども歯科」をオープンさせました。
遊びと教育のボーネルンド社とコラボレートした広々としたキッズスペースを設けて、小児歯科に特化した治療を提供しています。
保育士による託児サービスもありますので、是非、ご家族全員でご利用ください。