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一般歯科General dentistry

ベネフィットの高い保険治療を提供します

ベネフィットの高い保険治療を提供します

「保険治療はどこも同じ」ではありません。
当院では使用する材料の1つ1つにもこだわったり、歯科用ユニットウィーターライン「ポセイドン」を導入して院内の水を衛生的に保ったりするほか、必要に応じて保険治療でもマイクロスコープを使用したりするなど、ベネフィット(患者様の利益)の高い保険治療を提供しています。

お一人おひとりのニーズにお応えします

歯のことを真剣に考えて、ゆっくりと根本的に治療したい方から、できるだけ早期に治療を終えたい方まで、お一人おひとりのニーズにお応えできる治療を提供します。
例えば、「すぐに入れ歯がほしい」といったご要望にも臨機応変に対応して、できる限りご要望に沿うようにしています。
なお、2016年11月1日に当院の小児歯科専門の分院にあたる「宝塚こども歯科」がオープンして以来、以前よりも予約状況に余裕が出てきましたでの、ご希望の日時に治療を受けたり、少ない待ち時間で治療を受けたりしやすい状況となっております。

不安や恐怖を感じさせない治療

歯科医院は多くの患者様にとって、まだまだ「怖いところ」です。当院ではそうしたイメージを少しでも払しょくするために、「不安や恐怖を感じさせない治療」の提供に努めています。
具体的には、表面麻酔時の注射の痛みを軽減したり、できる限り歯を削らない・抜かないMI(ミニマルインターベンション)治療を実践したり、お口の中に触れる時でも、患者様に触っていることを感じさせないテクニックを駆使するなどしています。
お口の中というのは非常に繊細で、髪の毛1本入っただけでも違和感を覚える部分ですので、できる限り器具が歯や唇などに当たらないように配慮しています。

なぜ虫歯になるのか?

虫歯の主な原因は「歯質(宿主条件)」「細菌」「糖質(食物)」の3つで、これらの原因がすべて重なり合った時に虫歯になるとされています。
3つの原因と図で表したものを「カイスの輪」と言い、「歯質(宿主条件)」「細菌」「糖質(食物)」の3つの輪に「時間」という要因が加わることで虫歯が進行します。
しかし、これらの原因のうち、1つでも改善できれば虫歯にはならないということです。

虫歯から歯を守る

例えば、歯質の弱さが虫歯の原因として考えられる場合には、フッ素塗布などによる歯質強化が予防方法として挙げられます。
虫歯の原因菌の多さが原因として考えられる場合には、ご自宅での適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングなどが予防方法として挙げられます。
そして、「歯質(宿主条件)」「細菌」「糖質(食物)」の3つの原因が重なり合ってしまったとしても、「時間」という要素が抑えられれば進行を食い止めることは可能です。

口腔内のPHの変化

口腔内のPHの変化

虫歯を予防する上で、ご自宅での適切なブラッシングや、歯科医院での歯石除去などのケアに加えて、食習慣の改善も重要となります。
「だらだら食べ」「間食」などの食事の摂り方は虫歯リスクを高める恐れがあり、それは飲食後の口腔内の歯垢のpHの変化が関係しています。
飲食後の口腔内の歯垢のpHの変化を表した表を「ステファンカーブ」と言います。

ステファンカーブとは

通常、口腔内はpH6.8程度とほぼ中性に保たれていますが、食事や間食をすると虫歯菌が生成する酸によって酸性に傾き、歯のエナメル質(歯の表面)でミネラル分の溶出が起こります。
これを脱灰と言います。

その後、唾液の作用により酸性に傾いたpHは再びほぼ中性に戻り、脱灰された部分が修復されます。
これを再石灰化と言います。

酸性に傾いたpHがほぼ中性に戻るまでに要する時間を表したものが、ステファンカーブです。

pHコントロールによる虫歯予防

脱灰と再石灰化は口腔内で常に行われており、だらだら食べや間食などにより食事時間が長くなる(脱灰の時間が長くなる)とそれだけ虫歯リスクが高まりますので、食習慣に注意しpHをコントロールして虫歯を予防するようにしましょう。
ただし、pHコントロールによる虫歯予防は、毎日きちんとブラッシングすることが前提となります。
適切なブラッシングにより歯垢が減少すれば、酸性に傾いたpHを中性に戻そうとする「緩衝能」という作用を高めることができます。

歯周病とは

歯周病とは

歯周病とは、歯周病菌によって発生する感染病の一種で、歯茎で炎症が起こることで、歯茎や歯槽骨(歯を支えている骨)が破壊され、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられ、歯肉炎とは歯茎(歯肉)で炎症が起こった状態を言い、歯周炎とは、歯肉炎が悪化して歯槽骨にまで炎症がおよんだ状態を言います。

歯肉炎・歯周炎の原因菌

歯肉炎と歯周炎とでは、原因菌の種類が異なります。
歯肉炎の原因菌には酸素を好む「好気性菌」が多く、歯周ポケット内でも酸素がある上部に棲みつくため、軽度の歯肉炎であればご自宅での適切なブラッシングや、歯科医院での歯石除去といったケアなどにより改善をはかることが可能です。
一方、歯周炎の原因菌は酸素を嫌う「嫌気性菌」であるため、歯肉炎を放置して歯周ポケットが深くなると、酸素が少ない歯周ポケットの奥で増殖して炎症を拡大していきます。

細菌叢を変えて歯周病を改善・予防

口腔内の細菌叢には善玉菌と悪玉菌とがあり、歯茎が健康な方と歯周病にかかっている方の細菌叢を比べると、歯周病にかかっている方の方が悪玉菌の数が多いことがわかっています。
当院では患者様に適切なブラッシング方法を指導したり、院内でクリーニングを行ったりして、歯周病菌を減らし口腔内の細菌叢を変えて歯周病を改善・予防していきます。

患者様に正しい情報をお伝えします

世間一般で広く喧伝されている病気予防の方法に中には、エビデンス(科学的根拠)に基づいていなかったり、喧伝されているほど効果が期待できなかったりするものもあります。
例えば「虫歯にならないチョコレート」は、生化学的には虫歯になる可能性があるとされています。
歯科医師の中にはこれを患者様にすすめするだけでなく、「食べた後、ブラッシングせずに寝てください」などと指導しているケースもあるということで、これには驚きを隠せません。
また、「シュガーレス」「ノンシュガー」などと表記されている食品は、国が定める基準値以下しか糖分が入っていないというだけで、糖分がまったく入っていないわけではありません。

当院ではこうした情報を1つ1つ精査して、正しい情報をお伝えするように心がけています。
その結果、患者様の病気予防だけでなく、当院と患者様との信頼関係の構築にも繋がるものと考えています。